リモートデータベースホスティングの設定
Plesk 管理のサーバをリモートデータベースサーバとして使用する場合は MySQL ソフトウェアをインストールする必要はありません。 Plesk には MySQL ソフトウェアが内蔵されており、Plesk のインストール時に自動的にインストールされます。 その場合、このデータベースへのネットワークアクセスを有効化して Plesk と登録するだけで済みます。
MySQL データベースサーバをセットアップするには以下を実行してください。
- オペレーティングシステムディストリビューションディスクから MySQL ディストリビューションパッケージをコピーするか、www.mysql.com サイトからダウンロードしてサーバに保存してください。
- サーバに root でログインして RPM ディストリビューションを保存したディレクトリに変更します。 プロンプトで以下のコマンドを入力します。
rpm -ivh
mysql_file_name.rpm
- データベース管理者パスワードを設定します。 プロンプトで以下のコマンドを入力します。
mysqladmin -u root password your_desired_password
your_desired_password を好きなように変更します。
- データベースサーバの登録に進みます。
PostgreSQL データベースサーバをセットアップするには以下を実行してください。
- オペレーティングシステムディストリビューションディスクから PostgreSQL ディストリビューションパッケージをコピーするか、www.postgresql.org サイトからダウンロードしてサーバに保存してください。
- データベースをホスティングしたいサーバに root でログインして、ディストリビューションパッケージを保存したディレクトリに変更します。
- オペレーティングシステムに合ったパッケージをインストールします。
- RPM ベースの Linux システムについては、以下のコマンドをプロンプトで入力してください。
rpm -ivh postgresql_file_name.rpm
- deb パッケージベースの Linux システムについては、以下のコマンドを発行してください。
apt-get install package_name
- FreeBSD システムについては、パッケージからインストールするには以下のコマンドを発行してください。
pkg_add pgsql-<version>.tgz
- ポートからインストールするには以下のコマンドを発行してください。
cd /usr/ports/databases/postgresql<version>-server
インストールパッケージをきれいにします。
- ファイル
/var/lib/pgsql/data/postgresql.conf
をテキストエディタで開きます。 PostgreSQL バージョン 8 未満をインストールしている場合は tcpip_socket = true
という行をこのファイルに追加します。 PostgreSQL バージョン 8 以上をインストールしている場合は listen_addresses = '*'
という行をこのファイルに追加します。 - ファイル
/var/lib/pgsql/data/pg_hba.conf
をテキストエディタで開いて以下の行があることを確認します。# local DATABASE USER METHOD [OPTION]
local samegroup all password
# host DATABASE USER IP-ADDRESS IP-MASK METHOD [OPTION]
host samegroup all 0.0.0.0 0.0.0.0 md5
- PostgreSQL を再起動させるには以下のコマンドをプロンプトで発行します。
service postgresql restart
- データベースサーバ管理者パスワードを設定するには以下のコマンドをプロンプトで発行します(「'your_desired_password」はお好きなものに変更してください)。
psql -d template1 -U postgres
alter user postgres with password 'your_desired_password';
- データベースサーバの登録に進みます。
データベースの登録には以下を実行してください
- Pleskにログインします。
- ナビゲーションペインの[サーバ]ショートカットをクリックします。
- [サービス]グループの[データベースサーバ]アイコンをクリックします。
- [ツール]グループの[データベースサーバの追加]アイコンをクリックします。
- データベースサーバの選択設定を指定します。
- データベースサーバのホスト名または IP アドレスを指定します。
- データベースサーバが使用しているポート番号を指定します。 デフォルトでは MySQL サーバはポート 3306 で PostgreSQL はポート 5342です。デフォルトポートをご使用の場合は[ポート番号]は空白のままでも構いません。
- データベースサーバで動作しているデータベースタイプを指定します。
- このデータベースサーバを顧客データベースのホスティングのデフォルトにするには[このデータベースをMySQLのデフォルトにする]チェックボックスを選択します。 PostgreSQL データベースサーバをご使用の場合は[このサーバをPostgreSQLのデフォルトとして使用]チェックボックスを選択します。
- データベースサーバ管理者のログイン名およびパスワードを指定します。
- [OK]をクリックします。
Plesk で作成したすべてのデータベースに影響を与えるデータベースホスティング選択設定をセットアップするには以下を実行してください。
- [サーバ]>[データベースサーバ]>[選択設定]に進みます。
- 顧客のデータベースのメンテナンスを簡単にするには、[データベースプレフィックスの強制]チェックボックスを選択します。 新規に作成されたデータベースの名前はすべて、クライアントの ログイン名_データベース名 のようになります。 それによって特定の Plesk ユーザ関連のデータベースを置くことができます。 このチェックボックスを選択しなくても、新規データベースの作成の際に Plesk はクライアントのログイン名をデータベース名入力ボックスに入れることをご留意ください。それを編集したり削除したりすることは可能です。
- Plesk サーバでデータベースの作成が許可されているかどうかを指定してください。 一部のアプリケーションはリモートデータベースをサポートしておらず、同じサーバでホスティングされているデータベースに限り処理できます。 デフォルトオプション[これらのサイトアプリケーション用にデータベースのローカルホスティングを許可]を選択することをお勧め致します。そうしないと、そのアプリケーションを使用することができません。
- [OK]をクリックします。