IP アドレスの追加と削除

インストール後、Plesk はネットワーク設定ファイルからすべての IP アドレスを読み出します。これらの IP アドレスは、DNS ドメインおよび Web サイトのホスティングに使用できます。

手動で行ったネットワーク設定ファイルへの変更は Plesk で認識されない場合があるため、サーバで使用する新規の IP アドレスを取得した場合は、コントロールパネルを使用してアドレスを追加する必要があります。

Plesk では、すべての IP アドレスを顧客に割り当てる共用にするか専用にするかを決めることができます。 これにより、コントロールパネルでその区別ができ、専用 IP アドレスを一度に複数の顧客に割り当てないようにします。 専用 IP アドレスは 1 人の顧客に割り当てられ、共用 IP アドレスは複数のユーザアカウント間で共有されます。

認証デジタル証明書による SSL 保護および匿名 FTP サービスでは、専用IPアドレスに基づく専用ホスティングアカウントのみ使用できます。 共有ホスティングアカウントも SSL 保護を利用できますが、このような保護付きのサイトを閲覧した場合、ブラウザにエラーメッセージが表示されます。

今回のバージョンの Plesk コントロールパネルでは、専用の IP アドレスは Exclusive IP アドレスと呼ばれます。

現在の IP アドレスを自分で確認するには、以下を実行してください。

  1. [サーバ]>[IPアドレス]に進みます。

    IP アドレスがリストと以下の補足情報が表示されます。

  2. IP アドレスのリストとそのステータスを更新するには、[IP 再読み込み]をクリックします。

サーバに新規の IP アドレスを追加するには、以下を実行してください。

  1. [サーバ]>[IP アドレス]に進んで[新しい IP アドレスを追加]をクリックします。
  2. [インターフェース]ドロップダウンボックスから、新規の IP のネットワークインターフェースを選択します。 サーバにインストールされたすべてのネットワークカードが、このドロップダウンボックスに表示されます。
  3. 該当するボックスに、IP アドレスとサブネットマスクを入力します(例: 123.123.123.123/16)。
  4. 新規 IP アドレスのタイプ(共有または専用)を[IPのタイプ]ラジオアイコンを使用して選択します。
  5. ドロップダウンボックスから、新規 IP アドレスの SSL 証明書を選択します。 以下の証明書を選択することができます。
  6. [OK]をクリックします。

IP アドレスをサーバから削除するには、以下を実行してください。

  1. [サーバ]>[IPアドレス]に進みます。
  2. それぞれのチェックボックスを選択し、[選択対象の削除]をクリックします。削除を確認して[OK]をクリックします。

ユーザに IP アドレスを割り当てるには、以下を実行してください。

  1. [サーバ]>[IPアドレス]に進んで[クライアント]カラムでそれぞれの番号をクリックし[新規クライアントの追加]をクリックします。
  2. 必要なユーザアカウントを選択し[OK]をクリックします。

ユーザの IP アドレスを取り消すには、以下を実行してください。

  1. [サーバ]>[IPアドレス]に進んで[クライアント]カラムでそれぞれの番号をクリックします。
  2. それぞれのチェックボックスを選択し、[選択対象の削除]をクリックします。
  3. 削除を確認して[OK]をクリックします。

ユーザが IP アドレスでサーバ上の Web リソースを参照したときに、どの Web サイトを表示するかを指定するには、以下を実行してください。

  1. [サーバ]>[IPアドレス]に進んで[ホスティング]カラムでそれぞれの番号をクリックします。 この IP でホスティングされるすべてのサイトが一覧表示されます。
  2. 必要なサイトを選択し[デフォルトとして設定]をクリックします。

IP アドレスの割り当てタイプ(共有、専用)を変更する、または IP アドレスに別の SSL 証明書を割り当てるには、以下を実行してください。

  1. [サーバ]>[IP アドレス]に進んで必要な IP アドレスをクリックします。
  2. 必要な IP アドレス割り当てタイプと SSL 証明書を選択し、[OK]をクリックします。