SpamAssassin スパムフィルタのセットアップ

SpamAssassin スパムフィルタを有効にするには、以下を実行してください。

  1. ナビゲーションペインの[サーバ]ショートカットをクリックします。
  2. [サービス]グループの[スパムフィルタ]アイコンをクリックします。
  3. ユーザがそれぞれのメールボックスに対するスパムフィルタの優先度を自分で設定できるようにするには、[ユーザごとの選択設定を許可] チェックボックスを選択します。
  4. スパムフィルタが使用するシステムリソースの量を調整するには、1 から 5 までの値を[スパム作業プロセスの上限数 (1-5)]ボックスに入力します(1 が最小の負荷で、5 が最大になります)。 デフォルト値の使用をお勧め致します。
  5. スパムフィルタの検出感度を調整するには、[スパムとみなすのに必要なスコアの数]ボックスに希望の値を入力してください。

    SpamAssassin は、各メッセージのコンテンツおよび件名行に対して複数の異なるテストを実行します。 その結果、各メッセージに複数のポイントが記録されます。 ポイントが高くなるほど、メッセージがスパムである可能性が高くなります。 例えば、件名行および本文にテキスト文字列「BUY VIAGRA AT LOW PRICE!!!」を含むメッセージの特定は 8.3 ポイントになります。 デフォルトでは、スコアが7ポイント以上のメッセージが全てスパムと分類されるようにフィルタ感度が設定されます。

  6. スパムとみなされたメッセージをマークする方法を指定します。

    サーバレベルではサーバ全体のスパムフィルタでスパムを自動的に削除するようには設定できません。 この設定は各メールボックスでのみ可能です。 サーバ全体では、メッセージをスパムとしてマークするオプションのみ選択できます。 「X-Spam-Flag: YES」および「X-Spam-Status: Yes」ヘッダがデフォルトではメッセージソースに付加され、またスパムフィルタにより件名行の先頭に特定のテキスト文字列が追加されます。 希望の記号や文字の組み合わせをメッセージの件名に含めるには、[スパムと認識された各メッセージの件名の最初に以下のテキストを追加]ボックスに入力してください。 スパムフィルタにメッセージの件名を変更させたくない場合は、このボックスを空白のままにしてください。 件名にメッセージのスコアを含めたい場合は、このボックスに _SCORE_ と入力してください。

  7. 特定のドメインや送信者からのメールを受信したくない場合は、[ブラックリスト]タブをクリックしてスパムフィルタのブラックリストにそれぞれの項目を追加します。
  8. 特定の送信者からのメールを確実に受信するには、[ホワイトリスト]タブをクリックしてスパムフィルタのホワイトリストにそのE-mailアドレスまたは完全なドメイン名をを追加します。
  9. スパムフィルタの設定が終了したら、[有効化]アイコンをクリックして[OK]をクリックします。

    これで受信するメールはすべてサーバ側でフィルタリングされます。 デフォルトではスパムフィルタはスパムメールを削除しません。「X-Spam-Flag: YES」および「X-Spam-Status: Yes」ヘッダをメッセージに追加して、スパムとみなされた各メッセージの件名の最初に「*****SPAM*****」という文字列を追加するだけです。

    [ユーザごとの選択設定の許可]オプションを有効にしている場合は、ユーザはスパムフィルタが自動的に迷惑メールを削除するように設定することができます。 サーバ設定を上書きしてメールボックスごとのスパムフィルタに学習させるように自分のブラックリストとホワイトリストをセットアップすることもできます。

特定のメールボックス用にスパムフィルタを変更したい場合は「スパムからのメールボックスの保護」のセクションに進みます。