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 IDとパスワードによるアクセス制限 - ユーザーマニュアル


ページ表示の際に、IDとパスワードの入力BOXを表示させ、正確な情報を入力した場合にのみページを表示することができる機能です。

パスワードはディレクトリごとに設定することが可能です。ファイル単位でパスワードを設定することはできません。


※ B-WEBプラスシリーズはHDEコントローラーからも設定出来ます。
  (HDEコントローラーから設定する場合は.htaccessは作成されません。)


対象サービス: Vdomain'sシリーズ
B-WEBシリーズ プランA〜C
B-WEBシリーズ A〜Dプラス
専用サーバサービス


 1) ディレクトリの作成

初期設定のディレクトリ構成は以下のように設定されています。
 ※ 以下はB-WEBプランの例です。プランによりディレクトリ構成は異なっております。


例:
契約ドメイン:example.net
FTPユーザー名:example


/home/example(FTPユーザー名)
      |
      |-- public_html_www.example.net(ホームページディレクトリ)

ここで、public_html_www.example.net以下にパスワードをかけたいディレクトリ(members)を作成します。また、同じようにパスワードファイルを置くディレクトリ(etc)も作成します。


/home/example(FTPユーザー名)
      |
      |-- public_html_www.example.net(ホームページディレクトリ)
      |       |
      |       |-- members(パスワードを掛けるディレクトリ)
      |
      |--etc(パスワードファイルを置くディレクトリ)




 2) パスワードファイルを用意する

ページにパスワードをかけるためには、パスワードファイルを作成する必要があります。
パスワードファルとは、普通のテキストファイルで、以下のように、ユーザー名、暗号化されたパスワードの組み合わせを、ユーザー分書き込みます。
ファイル名は自由に設定することが可能です。
なお、ファイルの最後に必ず改行を入れて下さい。改行がない場合、最後のユーザーのパスワードが無効になってしまいます。

パスワードを暗号化するためには、htpasswdプログラムを使用するのが一般的ですが、以下にCGIによるパスワードエンコーダを用意いたしましたので、ご利用ください。

ユーザー名 :
パスワード :

※同じパスワードでも実行するたびに異なる暗号化されたパスワードが表示されますが、問題ありませ。どの暗号化されたパスワードも使用することが可能です。

では、以下の情報でパスワードファイルを作成してみましょう。

ユーザー名
パスワード
暗号化したパスワード
guest
guestpass
$1$gP$ukqCDj5FQwsCnlte1ZtnF1
group1
group1pass
$1$fY$dFbxtaGVJPokhEAmJB57H0
group2
group2pass
$1$X5$.IqqJtJBNdhyu7b/9z3aM1

以下がパスワードファイルへの記述内容の例です。このように1行に1ユーザずつ記述します。

guest:$1$gP$ukqCDj5FQwsCnlte1ZtnF1
group1:$1$fY$dFbxtaGVJPokhEAmJB57H0
group2:$1$X5$.IqqJtJBNdhyu7b/9z3aM1

※上記の内容をそのままコピーしないようご注意下さい!必ず自分で暗号化を実行した結果を記述して下さい。



 3) .htaccessファイルを用意する

以下の内容のテキストファイルを用意し、.htaccessという名前で保存します。
※Windowsの「メモ帳」では、ピリオドが最初に付いたファイル名での保存ができないので、「htaccess」という名前で保存したあと、名前を「.htaccess」に変更してください。

例:exampleディレクトリが/home/example/に位置していて、パスワードファイルをmembers.datというファイル名で/home/example/etc/内に設置する場合です。
AuthType Basic
AuthName "Member Page"
AuthUserFile /home/example/etc/members.dat
AuthGroupFile /dev/null
require valid-user

  • AuthNameの後は、パスワード入力画面で表示させるメッセージです。日本語は使用できません。

  • サーバソフトウェアの最新バージョンでは、AuthNameの後の文字列をダブルクォーテーション(")で囲んだり、limitの後のGETやPOSTを大文字にしないとサーバーエラーになる場合があります。

  • AuthUserFileの後には、パスワードファイルの場所を指定します。その際「絶対パス」で指定しませんとエラーとなります。 各プランのドキュメントルートの絶対パスは以下のようになります。

    プラン名    絶対パス
    B-WEBプラス   /home/lcvirtualdomain/(ドメイン名)/htdocs/
    B-WEBプラン   /home/(FTPユーザー名)/public_html_(ドメイン名)/
    Vdomain's   /home/(FTPユーザー名)/public_html_www.(ドメイン名)/


  • Delahost共用サーバサービスでは、セキュリティ強化のため、Options行は指定できません。



  •  4) ファイルをアップロードし、動作確認をする

    各ファイルの準備ができたら、以下の二つのファイルをアップロードしましょう。
    ただし、テキストモード(アスキーモード)で転送しないと正しく動作しません。

    .htaccessファイルを、パスワードをかけるディレクトリへ
    パスワードファイルを、.htaccessで指定したディレクトリへ

    あとは、パスワードをかけるディレクトリにindex.htmlなどHTMLファイルを入れて、動作確認してみましょう。