「 サーバー会社を変更する 」 「 プラン変更のため、サーバーマシンが変更になる 」 そんな時に1番気になることは… ホームページが途切れることなく、 メールの取り零しがないようにしたい 上記のように安全にサーバー移転を行うためには以下の作業が必要です。 現在利用中のサーバー上のホームページコンテンツやメールアカウントを、新サーバーに設定します。(新旧サーバーが同じ内容でないとアクセスした方により内容が異なってしまう為。)これらの移転準備が整い次第、DNSの書き換えを行います。DNSの書き換えることにより、ドメイン名で新サーバーへの接続が可能になります。 ですが、書き換えたDNSサーバーの情報がインターネット中に浸透するまでに約1〜2週間の時間を要します。これはDNSサーバーにキャッシュ機能がある為で、DNS書き換え後、すぐには全DNSサーバーへ反映されず、接続先プロバイダにてキャッシュ情報が更新されない限り古いサーバーに接続されます。(キャッシュ機能がある事により、ドメイン名でスムーズに接続することができるとも言えます。) また、各DNSサーバーの設定により更新頻度が異なる為、更新終了日を予測する事は不可能です。 その為、キャッシュの関係上、2週間以上は新旧のサーバーを重複して利用することをお勧めします。 この非常に不安定な期間をDNS浸透期間(プロパゲーション期間) と言います。
1: 新しいサーバーに現在のサーバーのコンテンツをアップロードする 2: 新しいサーバーに現在のサーバーに設定してあるメールアカウントを設定する 3: メールソフトの設定を変更する 各種メールソフトの設定 ( 受信メールサーバー、送信サーバーをドメイン名からIPアドレスに変更する ) ※サーバーに設定されているメールアカウント全ての設定を変更する必要があります。 DNS浸透期間(プロパゲーション期間)中は1つのメールアドレスにつき、設定が2つとなります。 設定を追加したくない場合は、メールチェックの都度、アカウントの設定を変更する必要があります。 4: DNSの書き換え ・ドメイン管理を弊社が行う場合は、弊社に移転準備完了の旨ご連絡下さい。 ・ドメイン管理を弊社以外が行う場合は、ドメイン管理者様にご依頼下さい。 (変更して頂くネームサーバー情報は、サーバー設定完了時にご連絡しています。)
インターネット上にはドメイン名とIPアドレスを結びつける為に複数のDNSサーバー(ネームサーバー)が存在しています。このDNSサーバーがあることで、覚えにくいIPアドレスではなく、ドメイン名でアクセスすることが可能になっています。 サーバー移転の際にドメイン名と新しいサーバーのIPアドレスを結びつける為に、 DNSの情報を書き換える必要があります。DNSの書き換えを行ったからといって世界中に瞬時のその情報が行き渡る訳ではありません。 通常、1週間から2週間の時間(プロパゲーション期間)をかけて新しい情報が世界中のDNSサーバーへ浸透していきます。 その間もDNSサーバーには情報を設定された期間保存しておくキャッシュ機能があるので、ドメイン名でアクセスすることが可能となっています。このキャッシュ機能があることでスムースにドメイン名で接続が出来ているといっても問題ないでしょう。 A社のプロバイダを利用している場合は3日で新しいサーバーに接続されるが、B社のプロバイダでは1週間かかる・・・といった事態も発生します。 このプロパゲーションが存在している為、サーバー移転の際には現在のサーバー、新しいサーバーを一定期間(通常、2週間程度)重複してご契約頂き、どちらのサーバーにユーザーがアクセスしても問題がないようにする必要があります。また、この期間はホームページだけでなく、メールについてもどちらのサーバーに届くのか分からない不安定な期間となります。 その為、両方のサーバーで同じメールアカウントを設定していただく必要があるのです。同じアカウントが設定されていることにより、どちらのサーバーにメールが辿り着いてもエラーを返すことなく、サーバーで受信することが出来ます。 このプロパゲーション期間中のメールソフトの設定は、ドメイン名ではなく、サーバー固有のIPアドレスを指定して頂きます。IPアドレスを指定することにより、不安定な期間でも両方のサーバーに届いたメールを受信することが出来ますので、メールの取り零しがなくなります。 DNS書き換え後、新しいサーバーにのみメールが届くようになればインターネット中に新しいサーバーの情報が行き渡ったとお考え頂いて問題ないかと思います。その際は、メールソフトの設定より新しいサーバー以外の設定は削除頂いて問題ございません。新しいサーバー用の設定をIPアドレスからドメイン名(送信・受信サーバーホスト名)に戻してご利用下さい。